8/21 Day.6
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今日は朝からASCHIANAへ。子どもたちの一日を探ってみたい。朝は結構バラバラに集まってくるようだ。スクールバスのようなものもあるらしく、どっと子どもたちが増えた。ワイスやアンダー、数人の子どもたちは私の名前を覚えて、元気に声をかけてくれる。それを見て、他の子どもたちも私の名前を覚えようとする。昨日は30枚。今日は80枚の写真を撮ることができた。昨日よりも、もっといい顔をしてくれた。 |
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昨日はペインティングのクラスにいた。朝、まだみんなが集まり始めたころ、ダリ語教室がはじまった。生徒は私ひとり。先生が10数人。なんと恵まれた環境だ。どんどん覚えていくよ。「マンメラワンアシアナ。」「シィープホォールダン。」「タシャコール。」「ホダーフィス。」「チョトラースティ?」おもろおもろ。わいわいやっていたら、いつの間にか先生は教室にいて、笑顔でこっちを眺めていた。とりあえず謝ったのだが、なにやら先生も一緒になって、私にダリ語を教え始めた。いいのか?今日はギターを持ってきていた。事務所においておいたのだが、別の先生が勝手に教室に持ってきて、歌え歌え。日本語の歌しか歌えないが、3曲ほど歌った。ここには、音楽のクラスがない。今日一日、朝から晩までかけて、子どもたちや先生と一緒に過ごした。どんどん仲良くなってきた。先生は私にギターを教えてほしいと言った。教えるほどうまくはないが、彼は音楽のクラスを作りたがっているし、子どもたちもみんな音楽が大好きだ。楽器がない。専門の先生がいない。お金がない。これが現状。しかし、すべてはお金で解決できてしまう。というわけで、今日の朝だけ、ペインティングのクラスは音楽のクラスになった。笑。 |
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さてさて、今日はベーシックのクラスへ。ここでは読み書きを習う。子どもがテキストを持ってきてくれた。私が質問をすると、またもやダリ語教室になってしまった。ここでも先生まで混ざって教えてくれた。そして、彼らは歌の練習を始めた。音楽のクラスがないのが不思議。楽器がない。お金がない。でも、音楽は大好きなのだ、私も一緒に歌った。意味わかんないけど。なぜか笑われた。よっぽど変だったんだろう。 |
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昼頃になると、彼らのための絵画展の準備でトラブル発生。どたばたどたばた。日本との連絡。ASCHIANAのディレクターと、現状の問題点についていろいろ話をしたり、何が必要か、何ができて、どんな支援を今受けているのかを説明してもらった。いつのまにか、ずいぶん具体的な話をするようになったものだ。その間にもASCHIANAと事務所の間を往復し、何度も子どもたちと顔をあわせる。一番うれしかったのは、打ちに遊びに来てくれと言われたこと。実現すれば、彼らの生活をもっと知ることができる。かといえば、某日本の新聞社の記者が、ストリートで水を売る子どもの写真を撮りたいと、2人の子どもを連れて行った。帰ってきた彼らは、「いつもならもっと売れるだろうが、私たちがいたせいで全然売れなかった。だからお金を払いたい。それはいいことかな悪いことかな。」と聞いてきた。私には判断できない。先生を紹介し、訪ねると、好きにしていいとのこと。相場を聞いてきたが、先生は答えない。 |
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彼は、子ども2人に10万アフガニー(約340円)ずつ渡した。彼らの1週間分以上の収入だ。実際、空き缶に水を入れて売っている彼ら。誰が買う?実際は全く売れないのだ。哀れみのような感覚で、お金を払ってくれる人がたまにいるだけなのだ。彼らは、働いているというプライドを持っている。それは、私たちにはわからないかもしれないが、とても大切なことなのだと感じた。 | ![]() |
| 一度物乞いになると、ひたすらすがるだけの子どもになってしまう。しつこくすがれば、たいていの人は渡してしまう。彼らは違うのだ。問題は、道ばたで物乞いをし、学校に来ない子どもたちだ。ちなみに、ASCHIANAは厳密に言うと、学校ではない。学校は別にある。 | ![]() |
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毎日いろんな国のいろんな記者たちがやってきて、子どもたちの写真や映像を撮っていく。なんだか複雑な気分だ。私は、ギターをおいていこうと思う。あげるのではなく、置かせてもらう。もって帰るのも実は大変。飛行機に乗るときも陸路の時も、とにかくいつ壊れるかと思った。それまでに、先生に簡単な使い方を教えておこう。 |
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| 夕方、デイビットがアフガンのミュージシャンによるミニコンサートをやると言っていた。会場に行き一緒に準備をする。ある程度できたとき、突然女性のボーカルはだめだと言われる。女性が人前で歌を歌うのはだめだということらしい。タリバンだろうと何だろうとあまり変わらない。だめなものはだめらしい。とりあえず、ミュージシャンの到着時間になっても、彼らは来ない。まぁ、これがアフガン時間。待つのには慣れた。しかし、結局こなかった。お客はぽつぽつと帰っていた。別に文句は言わない。わかっているのだ。これもインシャアラー。落ち込んでいるデイビットと一緒にブランコに揺れていた。彼はホントにいいやつだ。頭もいいし、ダリ語もしゃべれる。すごく良い企画を持っている。彼のプロジェクトは必ず日本で紹介するつもりでいた。とりあえず、私は事務所に戻ってから帰る。ASCHIANAの入り口で、デイビットと分かれた。なんだか寂しそうだった。だが、彼も言っていた。インシャアラー。うるせ。 | ![]() |
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事務所に帰って、コンサートができなかったことを言うと、とても残念がっていた。やはりそういうことが簡単に起きるのだ。この国では。いろいろ話していると、突然青葉さんが、「デイビット?!」と言った。なにやら思い出したようだ。実は、日本大使館のある職員が彼のプログラムに興味を持っていて、彼を捜していたのだ。そして、この周辺に詳しい彼にそれを聞いていたらしい。 |
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即携帯で電話をし、状況を説明。私からデイビットにその旨を伝えることに。急いでホテルに戻り、デイビットを探したがどこにもいない。まぁ、必ずここに来るさ。私は写真の編集を始めた。たくさんのいい写真が撮れた。デイビットが来た。まだ元気がない。友人も一緒にいたが、やはり元気がない。しかし、こちらの状況を告げると、なんとまぁ、かなりうれしかったようだ。インシャアラー。インシャアラー。うるさくないよ。インシャアラー。インシャアラー。もっともっと。 |
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さて、夕飯でも食べようか。フルーツをもらった。かなりうまい。夕飯はこれでいいや。疲れて食欲がない。 そうそう。昨日、もうコーラを飲むのはよそうと思った。今日もたくさん飲んだ。目の前にあると、飲まずにはいられない。死ぬほどうまいよ。なぜ?乾いてんだな。 |
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私は何をしているのだろう。私は子どもたちの中に入り込んで、良い写真を撮ろうとしている。友達になりたいわけじゃないのかもしれない。友達になれることはうれしい。そういってくれる子どもがうれしい。ホントの意味で、友達になれることの方が、とても大切だと感じる。しかし、私の目的は、良い写真を撮ること、良い映像を撮ること、それは、日本に伝えるため。彼らの笑顔を伝えるため。そして、寄付を募る。それは彼らのため。それが必要だから。疑問はない。 |
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だが、私は彼らの笑顔をお金に変えるのだ。彼らの笑顔。私に見せてくれた笑顔。それは信頼でもある。私はそれを売りに、日本に帰る。いいんだよ。いいんだよ。金で買えるものは金で買え。金で買えるものについては、金がすべてだ。私は天使たちとともにいる。中には傷ついた天使、羽のおれた天使、それを隠している天使たち。まだまだ、私には何も見せてくれない。私は天使ではないのだから。私は日本から来ました。YUKIです。 |