8/29 Day.14
今日はASCHIANAで、コンサート。メインステージである。観客は900人ほど。子どもがほとんどだ。日本と中国のアーティストによるパフォーマンス。舞踏。そして、アフガンミュージック。どれも驚くほどうまくいった。子どもたちも興奮して、ステージも客席もなくなってしまう。みんなで一緒に踊ったり、アフガンの歌を歌ったりした。たくさんの人が、音楽を学びたいと言ってくる。20年間、こんなコンサートはなかった。私たちにはわからない感覚だろう。子どもたちにとって、生の音楽を聴くのは初めての場合もある。そして、アフガンのナショナルソング(一番有名な歌)でさえ、聞くのは初めてといった子どももいる。ほとんどのメディアが取材に来て、大変な騒ぎになった。女性が人前で歌を歌ったりダンスをするなどもってのほかである。そんな国で女性も一緒に踊る。これはすごく大きな意味がある。女の子たちも身を乗り出して見ている。外国の音楽を持ち込むことはどうかと思っていたが、そんなことを考える必要は全くない。もちろん、アフガンの伝統音楽は大切だ。かといって、伝統音楽だけでいいわけではないし、伝統は、今ここにいる子どもたちが受け継ぎ、作り上げていくモノだ。アフガンの踊りを一緒に踊れたことは、すごくうれしい。まずは、お互いを知ることだ。
夜、ゲストハウスのウェイターと2時間近く話す。彼は17歳。普通に働いている年だ。彼の家族は健在で、7人兄弟。Hameedという。彼はアメリカ軍をピースファイターと呼ぶ。タリバンをやっつけてくれた。今でもカンダハルではクレイジーなタリバンがピースファイターを殺そうとしてる。あいつらはどうかしてる。あいつらは働こうとしない。気に入らないやつを殺すだけなんだ。ボクの家はカブールの北の方にあって、毎日戦闘が起きていた。だからパキスタンに逃げた。帰ってきたばかりだという。何もかも破壊されてる。私は聞いてみた。PEACEとはなんだ?と。すると、「今だよ。」と。カブールは今、平和だと言う。彼は将来建築家になるのが夢。今はゲストハウスで働いている。ここはカブールで一番いいゲストハウス。NHKも見ることができる。中庭はすべて芝生、花壇もある。まるで天国のような空間。そこで働く彼は、朝から深夜まで働く。昼に休憩。20日に1日の割合で休みがある。給料は月50ドル。6000円。ちなみにここのゲストハウスのシングルルームは1日50ドル。カブールの平均は40ドルといったところだろうか。外国人しか使わないゲストハウスは、一番儲かる職業かもしれない。来週から韓国人のジャーナリストとカンダハルへ通訳として同行する。車は2台で、1台は武装したガードを同行させるそうだ。危なくないかと聞くと、「オレは問題ない。彼らは危険だよ。もし死んじゃったら、それはインシャアラーだよ。」またでた、すべてを受け入れる言葉。