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光と陰
いつものように光とさえずりに目が覚める。部屋を出て時計をみると朝の6:30。なんと健康的なことか。これでがんがんにシャワーでも浴びられたら最高なんだろうな。まだ日陰は肌寒い。太陽の光はポカポカとしている。ふと部屋を見回すと、私の荷物の上にうっすらと砂が積もりはじめている。部屋の中でこれだ。砂漠の国とは良く言ったものだ。いつものようにデイビットとふたりで朝食をとる。あ。朝食の写真を撮ろう。(今はもう夕方なので、明日。)ふたりで、「なんでここで一緒に朝飯を食べてるんだろうな。」と。「芸術活動を通じて子どもたちに夢を。」これがふたりの共通点だ。そして、2年前、このアフガニスタンという国で、偶然同じホテルに泊まっていて、そこで偶然同じ時間に食堂にいた。それから2年たって、お互いの夢の中で一緒に食事をとっている。私は24歳から、25歳(あと一週間で26♪)に、デイビットは36歳から38歳になっている。見た目は明らかに同じくらいに見えるのがちっと気になるが・・・。
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窓の外をみると、テコンドーの練習がはじまっている。なかなか気合いが入っていて、かけ声とともに大技を繰り出していた。柔軟は苦手みたいだったけど。 格闘技は子どもたちに大人気。空手やボクシングもあるらしい。しかも空手の先生は女性だ。 格闘技を習う理由は、一般的に良く言われるのと同じで、精神と肉体を鍛えるためだという。
ちなみに空手の先生・・・。→ |
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午前中はインターネットカフェに行った。更新に信じられないくらい時間がかかった。3時間近くかな。まいった。
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午後、ASCHIANAへ。音楽クラスはまた別の先生が来ていた。今日の先生は、熱心に教えてくれている。できるようになった子も、できない子に教えてあげている。このちいさな彼は、ずいぶん上手に演奏をする。将来有望? |
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教室にはいるとシャナーズがいた。今日は最初から笑顔で迎えてくれた。彼女の左に写っている女の子はシャナーズの心の支えだという。2人はいつも一緒に帰っているようだ。2人で手をつないで帰っていくところを、偶然見かけた。 |
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ウドゥ先生は、急な仕事を頼まれ忙しい。描いているのは牢屋に入れられている人。政府公認のポスター制作を依頼されたのだという。彼は午前中はカブール病院の医師。午後はASCHIANAで絵画を教えている。 |
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絵画のクラスのメンバーは、はっきり言って悪ガキぞろいだ。絵を描いている時はびっくりするほど真剣な目つきで描いている。しかし、昨日まで走り回っていたナジブラ(写真右)は、友人のバイクに乗ったまま事故でけがをしたらしい。包帯でぐるぐるまきの足は、痛々しく血がにじんでいる。たぶんおとなしくしてないから傷が開いたんだろう。まったく・・・。 |
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←今 ギタと再会。昨日お姉さんのヴィダとは会っていたが、ギタには会ってなかった。どうやら私のことは覚えてなかったようで、名前を呼ばれてぎょっとしていた。 ←2年前 |
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今日はASCHIANAから事務所まで歩いて帰ることにした。結構な距離があるが、今日は午前中何もしていなかったのでそれくらいの元気はあるだろう。左の写真、光でわかりにくいが、建物の壁にマスード将軍の肖像画が描かれている。今でも英雄だ。ここは市内の中心。もっと先の壁にはカルザイ大統領が描かれている。右の写真、大きなガスのドラム缶(?)を蹴って転がして遊んでいる。空っぽなんだろうが、ちょっと怖いな。 |
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町を歩いていると、いろんな人を見かける。床屋のオヤジ。自転車修理屋さん。ガラスを磨いているおじさん。トマト屋、にんじん屋、じゃがいも屋、オクラ(バーミヤン)屋、ブドウ屋、スイカ屋、メロン屋・・・。八百屋はいらんかね。一番右の写真、水を売っている少年。弟がこっそり水を飲んでいる。あきれた顔がおもしろかった。 |
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至る所にいろんな子どもたちを見かける。大通りを一歩中にはいると、そこは別世界だ。ひとりでは危険なので立ち入れないが、遠くから除くと生活感のある世界が広がっているように見える。 |
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↑かれこれ3〜40分歩いただろうか。突然名前を呼ばれた。振り向くと塀の上からASCHIANAの子どもたちがこっちを見ていた。この辺にすんでいるらしい。合流してしばらく歩いていると、ちらほらと小道に散っていった。「ホダーフィス!(バイバイ)」。 ←崩れかかった建物の中で人が寝ていた。ちょうど写真のど真ん中。写真を撮ろうとしたら、むくりと起きあがってこっちを見た。私に気づいたのだろうか、ずいぶん目がいいな。 |
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↑銃弾の跡の残る建物、崩れかかった建物、そのまま残っている。その後ろで、新しい建物が建設されている。復興は、はじまっている。しかし、進んでいるとは言えないかもしれない。これから選挙に向けて、誰もが治安の悪化を懸念している。 ←道路の真ん中に居座る犬。だれか待ってるのかな。 |
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帰り道、1時間以上歩いただろうか。時折強い風がふくと、砂が舞い上がる。そうなると私には耐えられない。こちらの人々にとっては、どうってことないのだろうか。かなりまいった。路上で野球をしている少年たち。ルールはちょっと違うみたいだ。それともただの守備練習なのか? |
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ASCHIANAの代表ユセフ氏との会話の中で、最近の治安状況について聞いた。北側は比較的安定している。他はどうにもならないと。カブール市内は、世界各国の治安維持部隊が展開しているため、よっぽど夜遅くに出歩かず、知らないところに行かないようにすれば、大丈夫だと。ただし、運が悪くないことが条件。しかし、カブールに来るようなヤツは、たいてい運の良いヤツだとも。そして、「しかしなんでまた日本はイラクに兵隊を送ったりしたんだ?」と。私には納得のいく理由が見つからない。その気持ちをそのまま伝えた。また、アフガンにも近く送られるかもしれないということを。彼は、「軍隊には2種類ある。ひとつは治安維持のための部隊、もう一つは戦うための部隊だ。治安維持のためなら、私たちは歓迎するよ。」と。しかし、この「私たち」は、アフガニスタン人すべてを指していないこともよくわかる。治安維持は最大の課題だと思う。しかし、アフガニスタン人だけでの治安維持をするならば、タリバン政権下に戻るしかないだろう。ふと、パキスタンで聞いた「今の治安状態はタリバン政権以前のムジャヒディン時代に戻った。」という言葉を思い出した。要するに、略奪や、誘拐、強姦が耐えない世界のことだ。「カブールはアフガニスタンではない」という言葉がある。つまり、カブールしか知らない私は、アフガニスタンを知らないのだ。私が知りたいアフガニスタンにとって、私は、「敵」と見なされているということなのか。ここでいう「私」とは、誰のことなのだろう。
10:45。もうすぐ電気が消えるかな。今日はなぜか食欲がない。暑さにやられてしまったかな。でも、とにかく食べなくては。ひとりで宅配ピザ(もどき)を注文。宅配は大きいサイズしかやっていないそうだ。到着した大きいサイズのピザ。約900円。日本なら3000円くらいだろうか。アフガニーで支払うと札束が消える。
今日もまた、身体中がざらざらする。砂まみれだ。夜になっても風は強い。せっかく買ってきたネスカフェ(インスタントコーヒー)、よく見ると賞味期限が切れている。