2/16 2日目


 アフガニスタンでの初めての朝食は,ナンとチーズと牛乳だった。ナンの味は何もしないといえば何もしないが,別に不味くもなかったので,これからも食べ続けられそうだった。

朝食後は,アシアナ基金の施設を訪問した。アシアナは,MMCCと同時期に活動を始めたそうなのだが,母体などの違いから別々の道を進んでいた。主な活動としては,初頭教育と職業訓練を行っていた。クラス編成は,まず性別によって分かれており,男女が同じ教室で学ぶことは絶対にタブーということだった。初頭教育では,四則計算や文学(リテラシー)を行っていた。教師が問題を出すと,競って手を上げて答えようとしていたのが印象的だった。が,今川さんに言わせれば,今日の子どもたちは緊張していて,いつもはもっと適当に授業を受けているとのことだった。音楽のクラスは,6歳くらいから15歳くらいまでの子どもたち(今回は男の子クラス)が,民族楽器のようなギターや太鼓を使って音楽を演奏していた。演奏している子どもたちは,笑顔というわけではなく,必死で楽器の使い方や音楽を覚えようとしている感じだった。それは,絵のクラスでも同じことで,被写体を黙々と一生懸命に描いていた。子どもたちを見ていて,大学生の私はこんなに夢中になって何かを学んだことがあったのだろうかと,申し訳なく思った。仕事に必要な技術を身に付けなければ,一生路上で何かを売ったり,物乞いをしたりしながら生活をしなければならない。そんな境遇にあれば,授業を必死で受けるのは当然だと考えることもできるが,それこそが自分自身の問題とも思える。贅沢病の自分を改めて感じた。女の子たちだけが通う学校では,仕立てになるための技術を学んでいた。すごーく上手だった。地道な作業を根気強く続けているなあという感じだった。たまたま,卒業式(?)の場に遭遇した。そのときに女の子が話していた内容は,アフガニスタンの現実をまざまざと見せつけられるものだった。例えば,戦争でお父さんを亡くして,自分が家族の担い手にならなければならないとか,ずっと難民キャンプにいたので,アシアナで技術を身に付けられたことが幸せだったなど。ここでも,生活するための勉強・技術の習得を強く感じた。

夜の出来事,今川さんの過去の体験とそこから感じたことを話してくれた。心が揺れる瞬間は,どうやったら生まれるのだろうか…?

 

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